あっという間に冬ですね。
なんだか夏の暑い時期も長くて…秋、ありましたか?
10月だけは秋だったかも。
11月にはもう冬だったかも。
そんな一瞬の秋に楽しんだのが、入浴剤作りでした。
キンモクセイを剪定する夫と、枝から花をむしるわたし。
お茶パックに入れて包めばできあがり!
キンモクセイの入浴剤です。
お茶パックごと湯船に浮かべると、浴室いっぱいにキンモクセイの香りが広がります。
これはいいものだ。
欲張って4パックも作ったのですが、残念なことにどんどん香りが飛んでしまい、最後には萎びた草の匂いになりました。
キンモクセイの入浴剤は、当日分だけを作るのが正解かも。
続いては、セイタカアワダチソウ。
根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出すため、厄介な外来種です。
根から引き抜くか、年2回以上の草刈りをしないとどんどん増えてしまいます。
そんなセイタカアワダチソウですが、入浴剤にすると「身体があたたまる」「乾燥肌に良い」などの効能があると聞き、うちの畑から草刈りを兼ねて採ってきました。
黄色い花が咲く直前の、蕾の状態で収穫。
蕾で収穫するなら種もできなさそういいですね。
茎から葉を落として、蕾だけを束ねていきます。
3〜4日乾燥させれば完成とのこと。
こちらは大きな洗濯ネットに入れて、湯船でお湯を沸かします。
キク科らしい爽やかな香りがしました。
追い焚きした2日目はお湯の色もしっかりついて、肌がサラサラするような清涼感。
ご覧のとおりたくさん作ったので、こりゃ〜楽しみだと思っていたのですが…
軒先で干してたら、残り全部カビた…
つらい!どうして!梅雨でもないのに!
屋外に置いてる温湿度計が答えを教えてくれます。
10月の最高湿度95%、最低湿度75%…
そうなんですよね〜山陰の湿気、やばいんです。
地元の福井県も除湿機必須だったから、日本海側共通なのかなぁ?
そういえばご近所さん言ってました。
「この辺りは山に囲まれて盆地だから、風が抜けずに湿気がたまりやすい」って。
「どんなに工夫しても干し柿がカビて干せない」って。
山陰がみんなこうってわけじゃなくて、そういう土地柄なのかもしれない…
そんなわけで、頑張ったのにいまいち報われない入浴剤作りでした。
【ライター紹介】
りえ。福井県の市街地出身。東京・神奈川で8年間過ごし、雲南市へIターン。
購入した古民家で、田舎暮らしを満喫せんと奔走中。
在宅のフリーランスで、夫婦2人暮らし。