空き家を探す

2024年08月19日
セイセイ

郷土料理


皆さんこんにちは。
セイセイです。

島根に移住して5年。
大阪よりも雪深い雲南市。
最近は雪が降ってもそこまで困ることはないそうですが、
雪が多い地域ならではなのか、大阪に住んでいたころより
保存食が各家庭に定着している気がします。

家庭菜園されている方も多いですが、
ビニールハウスで育てない限りはどうしてもお野菜のできる季節が重なってしまうので、
下処理を行い、冷凍保存をして年中味わえる工夫をされていることが多いです。

私自身も移住したての頃、
地域おこし協力隊として雲南市吉田町で農業を学んでいた時にたくさんのお野菜をいただきました。
移住してきた私たちを優しく迎えてくれたご近所さんもお野菜を分けてくださるのですが、
やはり同じお野菜が多く、お料理が苦手気味の嫁セイは調理法に頭を悩ませていました。

そこで下処理をして、冷凍保存をすると年中楽しめることを知ったのですが…
うちの冷凍庫は小さかった。。
夏はほぼアイスと保冷剤と氷で場所をとられてしまうので、業務用の冷凍庫が欲しい!!
と、さすがの私も思いました。

さすがって何様やねん…ですね。。



 

そしてこちらに移住してから知ったひとつが『笹巻き』。

皆さんご存じですか??

大阪ではこどもの日に食べる『ちまき』という棒状のお餅があります。
笹の葉の中に、甘いお餅が入っています。
初めて笹巻きを見たときは、ちまきだと思っていました。

ものにもよるとは思うのですが、お餅の部分がちまきよりは小さめ。
中は米粉やうるち米をまぜて茹でたものなので甘さはありません。
食べるときは茹でてから、砂糖醤油やきなこをつけていただく感じです。

保存法としては、笹を巻いた状態の笹巻きをつるして乾燥させると日持ちするそうです。
(我が家では息子が好きすぎて保存前に食べてしまいますが…)
雲南や出雲に伝わる郷土料理のようで、保育園などでもご近所の先輩マダムの皆さんが
笹を取りに行って洗うところから教えてくれる、手作り教室も行われます。

調べてみると違う土地ではおにぎり状に笹で包む笹巻きもあるそうです。。

季節限定のものにはなりますが、
6月ごろになると雲南のスーパーや道の駅でよく見かけるようになります。
ぜひご賞味くださいね。
 

【ライター紹介】
大阪府出身のセイセイ。
農業・田舎ぐらしに憧れて2019年の夏に大阪よりIターン。
子ども4人の父として人生初の農業に日々奮闘中!!