定住企画員の仕事をして7年目に突入しました。
もうそろそろ知っている人も多くなってきたかなと思いますが、わたしも移住の経験があります。
雲南市へも移住(孫ターンとJターンのハイブリット)していますが、自分の移住経験を話す時に思い返すのは、どちらかというと地元の松江市から愛知県の村へ移住した時のことです。
今回のコラムでは、20代女子(当時)が移住するまでの話や、田舎に単身移住した時に感じたこと、困難をどう乗り越えたか、どのようにして田舎で関係づくりをしていったかを綴っていきます。
(愛知移住については
一番最初に更新したコラムでもちょこっと触れているので、予習として読んでみてね)
まずわたしが移住する経緯を話す前に、移住支援を仕事にしたいと思ったきっかけからお伝えします。
学生時代に地域おこし協力隊の存在を知り、地元でもなんでもない島根のために活動をしている地域おこし協力隊の姿を見て、こんな人たちが島根に増えてくれたらいいな〜と思いました。
地域おこし協力隊や移住された人の話を聞いていくと「移住当初はギャップに悩まされた。本当に大変だった」と、ほぼ全員の方が理想と現実のギャップに悩まされたとのこと。
移住希望者の理想と現実のギャップを埋められたら、もっと移住する人が増えるのではないか、と単純な発想ですが考えるようになり、移住者支援を仕事としてやっていきたいという明確な夢ができました。
が、島根生まれ島根育ち、県外で暮らしたことのないわたしは、移住がどれだけ大変か、どれだけ孤独か、自分ごととして全然捉えられていない状況で。
だったら自分も移住してみるか、と。
夢を叶えるべく、まずは自分自身が移住することを決意しました。
移住先を探す上で大きく3つほど条件を決めました。
①地域おこし協力隊を募集している地域
夢を見つけたきっかけが地域おこし協力隊との出会いだったので、移住するなら地域おこし協力隊として活動したいな〜と考えていました。
②農業や林業など移住支援に役立つスキルが磨ける
移住を考えている人の中で農業や林業をやりたいという方が多く、そしてほとんどの方が初心者なので、農業や林業の基礎が学べるといいかな、と。
③あまり行ったことがない地域
観光でもあまり訪れたことがない、地域性とかもよくわからないエリアで挑戦してみようと思いました。
他にも細かい条件はありましたが、この3つをわたしの中の軸として地域を探すことにしました。
地域を探すときに活用したのは、『ニッポン移住・交流ナビ JOIN』です。
https://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/
こちらのサイトでは、全国の地域おこし協力隊の募集が検索できます。
分野やエリアを絞って検索することもでき、地域おこし協力隊をやってみたいと思っている方にはまず見てもらいたいサイトです!
ちなみに現在雲南市も募集していますよ〜。チェックしてみてね。
サイトで農林業に絞り検索。
うん…あたり前だけど、多い。
わたしが地域おこし協力隊を探していた時期は、ちょうど全国で「地域おこし協力隊をとにかく募集しよう!」という雰囲気になっていて、急にドーンと協力隊員の人数が増えたころだったので、募集もめちゃくちゃ多かったです。
こりゃ選ぶの大変だ…。
なので、エリアも絞ってみることに。
あまり行ったことのない東海・上越地方で探してみることに。
県ごとに絞って検索。まずは1番募集件数の少ない愛知県から。
愛知県は名古屋のイメージが強くて、都会!と思っていましたが、意外や意外、農業での募集がありました。
しかも、村。
…村?愛知県に村ってあるの!?
驚きと興味から、愛知の村の募集内容を見てみることに。
キャッチフレーズが「愛知のてっぺん」。
え、なんか素敵。
このキャッチフレーズだけで一気に惹かれてしまいました。
HPも見てみると、人口が1000人ちょっと。(現在は1000人きってしまいました)
村の97%の面積が森林なんだとか!もはや山じゃん!なにこの村!!!
他の地域を調べもせず、この村に問い合わせ。「協力隊の募集を見て、移住してみたいなと思いました」と。
村の担当者さんから「案内するので一度来てみませんか?」と提案してくれて、早速行ってみることに。