空き家を探す

2024年05月06日
りえ

移住後のギャップを埋める…遠隔下調べ③



『しまね移住体感オンラインツアー』の紹介は、今回の2023年度版が最後です。
これは、コロナ禍に始まった「オンラインでも移住に興味を持ってもらおう!」という『ふるさと島根定住財団』の企画です。
アーカイブが残っているので、過去の配信も視聴することができます。
 

『しまね移住体感オンラインツアー 2023年度版』は、全3回に分かれていました。
https://www.kurashimanet.jp/shimane_onlinetour2023/
・仕事編
・近所付き合い編(雲南市)
・移住のネック編

雲南市の移住者さんも登場する「近所付き合い編」の要点をまとめてみましょう。

【導入】
・自治会の主な活動内容紹介(地域によって違いあり)

【雲南市の移住者さんはどんな人?】
・10年前に京都から雲南市へ移住
・自然豊かな子育て環境(川遊び、ヤギとヒツジの牧場)
・プログラミング教室
・神楽のこども教室

【3人の移住者へ質問】
・田舎暮らしに近所付き合いは必須!?
・移住者は近所付き合いのトラブルに巻き込まれやすい!?
・先輩移住者が経験した実際のトラブルや解消法
・先輩移住者が伝える「近所付き合いのコツ」とは

【近所付き合いの例】
・出雲市移住者の『消防団』活動
・雲南市移住者の、自治会に加入しなくてもうまく地域に馴染めた事例紹介
・自治会の具体的な活動例

【わたしの感想】
雲南市の移住者さんが、1泊2日のオーダーメイドツアー『雲南つながる体験プログラム』で、住む予定の空き家がある地域の方と、事前に交流を済ませていたのはとてもいいことだと思いました。
わたしたち夫婦も、現地を訪問した際、地域の方と話す機会が作れました。
実際移住してどうだったかというと、地域の方も歓迎ムードでしたが、「どんな方が来るのかな?辺鄙なところだけれど仕事は大丈夫なのかな?どんな家族構成なのかな?」ということに興味を持っていらしゃったように感じました。
ネットで田舎移住のことを調べていると「田舎ではプライバシーが守られない」といった噂を目にすることがあります。
わたしはそんな風には感じませんでした。

・挨拶をした時の雰囲気
・家族構成
・仕事
・どこからの移住か
・どこの出身か

こういった基本スペックがざっくりと知りたいだけで、生活に介入しようとか、何をするにも口を出してくるとか、そういったことは一切ありません。
わたしたち夫婦としても、基本スペックをわかってもらえていることは、話が早いと好意的に受け取りました。
もちろんわたしたちも地域の方の基本スペックを教えてもらえるので、その後のコミュニケーションが円滑に進む気がします。
日々挨拶や、立ち話をしながら、時には野菜のお裾分けをくださったり、わたしたちの暮らしを温かく見守ってくれているように感じました。

一方で、アパートや公営住宅だと、自治会がないところもあり、地域との関わりは都会暮らしと同じくらい希薄かもしれません。それが心地いい方も、もっと濃い人間関係を築いていきたい方もいると思います。
それぞれのライフスタイルに合わせて、住む家や地域を選択するといいですね。


『しまね移住体感オンラインツアー』には、アーカイブに残されない、移住の先輩へZoom越しに直接質問できる交流タイムがあります。
リアルタイムで参加すると、チャット欄にも質問を書き込めて、その場で答えてもらえることもあるので楽しかったです。

「今年はあるのかなあ?」と思っていたらなんと!2024年度版の情報も公開されました!!
未経験から、農林魚業に従事することを選択した先輩移住者さんが3名登場するようですよ。
雲南市も市町村プレゼンテーションコーナーに参加するそうです。
ぜひチェックしてみてください!!
https://www.kurashimanet.jp/shimane_onlinetour2024/primary_industry/

 

直接質問ができるオンラインイベントといえば、『しまね移住ワンダーランド』があります。
『しまね移住ワンダーランド』
https://www.kurashimanet.jp/wonderland/
こちらは、東京、大阪、広島などで開催されている移住フェアのオンライン版のようなものです。
今年の開催があるのかはわかりませんが、全国どこでも自宅にいながら、いろんな市町村の移住担当職員と話ができちゃいます!
地域おこし協力隊を経験した移住者と話せるブースもあったりしました。
わたしはそこで、雲南市の地域おこし協力隊OGの方と話をする機会があり、移住を大いに応援してもらい、心強い気持ちになったのを覚えています。
遠隔とはいえ直接話ができるのって、やっぱりいいですよね。




遠隔下調べ①〜③では、『ふるさと島根定住財団』の企画を、雲南市にスポットを当てて紹介させていただきました。
参考になる方がいれば嬉しいです。



次回はやっと!
遠隔で「気になってる地域」を調べる方法をご紹介しますよ!
気になる空き家バンク物件がある方など、住まいの住所がざっくりわかる方におすすめの下調べ方法です。




ではまた次回お会いしましょう~!




【ライター紹介】
りえ。福井県の市街地出身。東京・神奈川で8年間過ごし、雲南市へIターン。
購入した古民家で、田舎暮らしを満喫せんと奔走中。
在宅のフリーランスで、夫婦2人暮らし。