空き家を探す

2024年04月18日
りえ

移住後のギャップを埋める…遠隔下調べ①



移住に興味を持ち始めた頃、わたしは雲南市の情報にとても飢えていました。




「神奈川から気軽に何度も通える距離ではないし、かといって、知らないことには始まらない…」そんな風にヤキモキしていたのを覚えています。




『移住者の声』も『コラム』も全部読みました。

雲南の暮らしを想像させる『コラム』が大好きになりました。

『コラム』の中でも、移住の準備の話や体験記は、自分も移住するイメージが掴みやすかったです。

他の人がどうやって移住したのか、如何にして引越しまで漕ぎつけたのか、気になりますよね。




「移住後のギャップが大きいとつまずく」と聞いていたこともあって、どんな些細なことでもいいから、雲南市の知識を深めたいと考えました。




「こんなはずじゃなかった」

「イメージと違った」

そんな言葉を口にしたくなる事態は避けられるなら避けたいものです。

イメージを限りなく現実に近づけていく行動、それが情報収集ではないかな?と思います。




移住の失敗談なんかをネットで見ていると思うのですが、現実を知らないままに自分の理想を押し付けると、残念な結果に陥りやすい気がしますね。

そうならないためには、コツコツと知っていけばいいはず!

その思いで調べ始めました。







前回のコラムで雲南市への訪問をおすすめしましたが、そう言われても現実的に難しいことってありますよね。

でも大丈夫!

下調べをする方法には遠隔と現地訪問がありますが、今回は県外に居ながらできる情報の集め方を紹介したいと思います。







『しまね移住体感オンラインツアー』というものをご存知でしょうか?

コロナ禍に始まった「オンラインでも移住に興味を持ってもらおう!」という『ふるさと島根定住財団』の企画です。




アーカイブが残っているので、過去の配信も見ることができます。

島根県の市町村の特徴や雰囲気を知れる配信で、とってもおすすめです!

今回は2021年度の『雲南市編』の内容を、わたしの感想を交えて紹介したいと思います。
 

『しまね移住体感オンラインツアー 雲南市編』(2021年)

https://www.teiju.or.jp/shimane_onlinetour/




【どんな内容?】

・雲南市ってこんなところ

・大阪から移住し地域おこし協力隊で農業を始めた移住者のインタビュー

・東京から移住し市役所職員、産業体験で農業をしている移住者のインタビュー

・比較的すぐ住める空き家バンク物件の紹介

・空き家バンク物件を大規模改修されたお宅のルームツアー

・公共交通機関はあるが、車がないと不便

・木戸道の雪かき事情

・仕事の探し方、雲南、松江、出雲

・子育て世帯、子なし世帯、高齢者、外国人など、多様な移住者がいる

・空き家バンク物件のトイレ事情

・チャレンジに優しい街

・学童保育などの子育て支援(退勤時間の早い島根県)

・獣害対策と農業

・農業の実際の働き方(暑い時間帯を避けた勤務時間)




【わたしの感想】

まちの雰囲気も、どんな人たちが暮らしているかもわかる、雲南市に興味がある方にはとってもおすすめの動画と言えます。

着目していただきたいのは、市役所職員と移住者の話す雰囲気です。

和やかで親しげな空気感…なんだか友達同士みたいじゃないですか?

島根県の他の市町村の空気とは、自治体職員と移住者の距離感が違うように感じました。

雲南市は、移住者が自分から本腰入れて移住に向けて準備しつつ、職員がそれを全力でサポートする体制が整っているように思いました。

(実際わたしの移住後も、職員さんとは友人のような関係を築かせていただいています。ほんとに頼りにさせてもらっているのです。)




移住者インタビューには濃ゆ〜い情報が詰まっています。

質問コーナーも、移住希望者から集まった質問に答えているので参考になりますよね。




また、併せて『ほっこり雲南』の『移住者の声』といったインタビュー記事を読んでいくと、このオンラインツアーに登場する方々にまた出会うことがあり、雲南市に(こちらが一方的にではあるが)「知ってる人」が増えていくので、不安が減っていきました。

先輩移住者さんの体験談や暮らしぶりを知ると、自分に置き換えて想像がしやすくなりますね。




移住後の自分の暮らしを想像すること、その想像の材料となる現実や、先輩移住者さんの実例を知っていくことは、移住前の不安を解消するのにも、移住後のギャップを減らすためにも大切なことだと感じます。




また次回以降、遠隔でできる下調べをご紹介していくので、参考にしていただけたら嬉しいです。




『しまね移住体感オンラインツアー 雲南市編』をまだ見たことがない方は、ぜひアーカイブをご覧になってみてください!

わくわくと、ほっこりした雰囲気と、濃密な情報が詰まっていますよー!






【ライター紹介】
りえ。福井県の市街地出身。東京・神奈川で8年間過ごし、雲南市へIターン。
購入した古民家で、田舎暮らしを満喫せんと奔走中。
在宅のフリーランスで、夫婦2人暮らし。