空き家を探す

2023年11月24日
そら豆

けんちん汁の会


去年、コンポストで知り合った大学生二人がゼロウエストジャパンの活動の一環で再び雲南市へ。

私は二人の素敵な笑顔に思わず「おかえり」という言葉がでました。
そんな大学生二人から学ぶことも多く、毎回会うのが楽しみでした。

今年の夏、そのうちの一人の大学生が雲南市に来た時、オトナリ(雲南市のワーキングスペース)のキッチンを利用して家庭料理の会を開催しました。
雲南市でのリモートワークがきっかけで今春、雲南市にIターンしたコミュ力高め女子にも沢山手伝ってもらい、何人かの移住者も参加してくれました。

そして今回は、けんちん汁の会を開催。
参加者は大学生の二人に加え今回も雲南市へIターンされた方が何人か参加してくれました。

岐阜出身の私、けんちん汁は豚汁くらい全国区なものだと思っていました。
が、奈良出身の方は初めてですと…

そうなの!?

福島出身の方は子どものころから食べていましたと…

愛知出身の方も給食で食べていましたと
福岡出身の方はどうだったかなぁ…

韓国の方はもちろん初めましてです。

そして、奈良出身の方がスマホで発祥を調べてくれました。

大根や人参などの野菜を油で炒めてから煮込む料理。
鎌倉の建長寺で作られる「建長汁」がいつしか「けんちん汁」と呼ばれるようになったという説があるとのことでした。
一説によると、建長寺で修業した僧侶が各地に派遣されるとともに全国に広まっていったのだという。

何はともあれ、お鍋いっぱいのけんちん汁がからっぽになり、ほかの料理も完食してくれたことは小さな喜びでした。

若い世代の人たちとのたわいもない冗談や、頑張っている話は私の日常にさりげない彩りを加えてくれています。

そして、食はその地方の生活や文化が大きく関わっていたりします。

雲南市にも、サバ寿司や焼きサバなど、魅力あるソウルフードがあります。

いつか、各出身地のソウルフードを持ち寄って郷土料理の会を開催してみたいです。



 


そして、今回のけんちん汁も、大根・白菜・人参・ねぎはご近所からの頂き物です。
ありがたい限りです。

 


【ライター紹介】
そら豆。岐阜県出身。結婚を機に雲南市に定住。
そろそろ雲南市での生活の方が長くなります。
出雲弁検定があったら1級がもらえる自信あり。