空き家を探す

2023年09月11日
ぽんぽこ仮面

日々の楽しみ


雲南市の1軒家に移住をして約1年。この移住で楽しみだったことがひとつある。1軒家とともに手にした畑での野菜作りだ。
↑東京のシェア畑の写真

東京で暮らしていた時、シェア畑というものを利用し、1年半ほど農業経験があった。コロナ禍でも楽しめる趣味をということ、趣味のキャンプに自分の野菜を持っていきたいということが畑を始めたきっかけだった。右も左もわからぬまま、いざ始めてみるとと面白いもので、どんどん野菜作りの虜になっていた。シェア畑でサポートをしてくれる現場スタッフの方々の優しい教えのもと、野菜や土と向き合い、東京でもそして自分でも、野菜が収穫できるということの喜びを日々感じていた。
 

昨年の秋に移住し、この夏野菜シーズンから本格的に野菜作りを開始した。春、東京とは比にならない広さの畑に圧倒されながら、土を耕し、畝を作った。いよいよ種や苗を植えようかという時期、隣の家のおばあちゃんに「まだ、寒いから植える早いかもねえ。GWすぎるくらいでいいよ。」と声をかけてもらった。ここは山あいで雪深い地域。またほかのおじいちゃんは「ここは寒冷地だと思って栽培したほうがいいねえ」ともいう。東京とは気候が全然違うのだ。同じ感覚でやっていては、うまくいかないということだ。
 

教えに習い、野菜を育てる。茄子・ピーマン・中玉トマト・ミニトマト・キャベツ、東京での経験した野菜たちに加え、つくってみたかった野菜にも挑戦する。人参・ししとう・キュウリ・レタス・ジャガイモ・ズッキーニ・スイカ・メロン・ミョウガ、欲張りすぎか。しかし、今年はできるだけ多くの種類に挑戦してみたかったのだ。
結果としては、ジャガイモとメロン、ミョウガは失敗。そのほかはうまくつくることができた。なりすぎて食べきれないほどだ。失敗からも学ぶことが多い。何がいけなかったのか、次はどうすればうまくいくのだろうか。自分なりに仮設を立て、来年に活かしたい。
 

自分でつくった野菜が実った時の喜びは極上だ。この野菜を使って友人とバーベキューをして、美味いという言葉と笑顔をもらった時の喜びときたらこの上ない。冬には作った野菜で鍋でもつつくのが今から楽しみだ。
 

ここ最近は散歩が楽しい。散歩がてら、近所の畑の様子を見る。畑ごとに表情は違うが、ヒントは沢山落ちている。いま雲南の畑では何をすべきか、周りの畑から見て学ぶ。自然相手。自然との協働。先人たちの背中から日々勉強。




【ライター紹介】
ぽんぽこ仮面。京都府与謝野町出身、9年間東京で過ごした後に雲南市へ。
お風呂すき。サウナすき。キャンプすき。
毎日わくわくした大人でいたい教育業界の人。