空き家を探す

2023年05月23日
りなぴ

竹マルチの季節がやってきた


5月某日。

やってきました!今年も竹マルチを使ったサツマイモ栽培!

やったことない人も、ここで竹マルチのコラム読みすぎてやった気になっている人がいるのでは。
それほど竹マルチに関してはコラムで紹介していると思います。



毎年改良を重ねている竹マルチですが、今年も新たな挑戦を。
 

竹を並べる向きを変えてみました!!!

今までは畝に合わせて竹を並べていたのですが、今年は畝と垂直に並べてみました。

これで効果があった場合、竹の長さが短くてもいいというメリットがあるのです!
竹を切り出す大変さが軽減されるのでは?というところを狙っております。

ただ、効果があるかどうかはわかりません。
畝の隙間がある分、獣の被害に遭ってしまう可能性もあります。

ですがここはあくまで試験圃場。
チャレンジした結果、うまくいけば竹マルチの設置の労力が軽減される。

よし、秋が楽しみだ。
 

苗植えと竹の設置が終わって、たばこ時間(出雲弁で、「休憩時間」)。

今回は島根県東部農林振興センターから鳥獣専門指導員さんをお招きして、おうちでできる獣害対策についてお話を聞きました。

「電柵は20センチの高さで」
「ピンクテープは電柵のような張り方をすると電柵を怖がらなくなる可能性がある」
「どこまでを“獣害”として捉えるか、地域で考えることが必要」

とても参考になる話ばかりでした。

参加された地域の方からもたくさんの質問や意見が出て、有意義な時間となりました。



ただ、出てきた意見の中には悲しいことに「次被害に遭ったらもう畑仕事はやめようかと思う」という内容もありました。

気持ちは痛いほどわかります。
楽しくて、生きがいとしてやっていた畑仕事。
収穫目前にして獣にやられる絶望感。

地域の皆さんの生きがいを守るために竹マルチやケモナビの活用を進めています。
「次被害に遭ったらもう畑仕事はやめようかと思う」と意見された方のためにも、さらなる発展・進化をしていく必要があると感じました。



自分の田畑を、無理のない範囲で獣から守る。

これに尽きます。



今後も獣害対策に取り組んでいく様子をこちらでお伝えします!



以上、ハンターりなぴからの獣害対策近況報告でした。




【ライター紹介】
りなぴ。うんなん暮らし推進課 定住企画員。
松江市出身、愛知県での修行を経て雲南市へ孫ターン。
148cmの身長からは想像できないが、狩猟免許を所持するハンター。