空き家を探す

2022年03月28日
みのきち

新人市民ライター、みのきちです!


はじめまして。

雲南市在住のみのきちです。
大学卒業直後の2017年にひょんなことから雲南市へIターンして来ました。

早いことでもう雲南在住歴6年目を迎えます。
お仕事柄もあり、雲南市内のたくさんの場所へ行き、素敵な人たちと出会ってきました。
気付けば雲南の父ちゃん母ちゃん兄弟姉妹に囲まれて、「あれ?私は雲南市出身だったよな?」ととぼけることも増えてきました(笑)。

ここ雲南で過ごしてきた5年間の記憶を辿りつつ、笑いあり涙ありの爽やかな日常をマイペースに綴っていきます。
よろしくお願いします。



私は島根県雲南市に縁もゆかりもなく、ひょんなことからIターンすることになりました。
今回はその“ひょんなこと”についてお話してみようと思います。
 

2016年、私は京都のとある大学の4年生でした。

大学生活では、大学が提供する機会をできるだけ積極的に掴んでいこうと、いろいろな授業を受講したり活動に参加したりしていました。
1年生向けの授業を教員と学生が一緒につくって運営する活動では、悩んでいる大学1年生がたくさんいることを知りました。
課外授業では、座学だけでは学べないことが世の中にはたくさんあることを知りました。
今思えば、こうした気づきを得ることのできる活動が、雲南市へ関心を持つきっかけをつくっていたのだと思います。

こうした大学での活動を通して「地域社会で大学生が実践しながら学ぶ機会をつくりたい」と思うようになりました。
その思いを胸に、4年生になり就職活動を迎えた私は、たくさんの人に会い、話し、情報を集める中でたどり着いたのが、雲南市でした。



“日本一チャレンジにやさしいまち雲南市をフィールドに大学生が地域住民と学び合う”

お仕事の説明を受けながら「ああ、これだ!」と直感で思い、すぐに面接を受ける予定を組んでいただきました。



その面接の日、私は初めて雲南の地に足を踏み入れました。
どんよりとした雲が垂れ下がり、枯れ葉が落ちきった山に囲まれた斐伊川を、ビューンと吹雪が駆け抜ける。
山陰の冬を全身で感じながら、斐伊川沿いを木次駅から市役所に向けて歩きました。

それまで、奈良県周辺以外の地域で暮らすことを意識したことは一度もなく、当たり前のように今までの場所で過ごすだろうと思ってたので、体験したことのない寒さに不安を覚えつつも、その不安を乗り越えた先に新しい発見があるかもしれないワクワク感に心はスキップしていた記憶があります。



それから大学を卒業し、ひとり雲南市へ。



そんな“ひょんなこと”も、5年前の出来事となりました。
今年の桜は、数日前に開花し、これから満開を迎えます。

私は今、来る季節をどう過ごそうかとワクワクしています。
「こんな気持ちが前にもあったな」と、なんだか懐かしい気持ちになりながら、今回は雲南市にIターンするきっかけを文字で綴ってみました。

この記事の向こうにいる方に少しでも楽しんでいただけていたら嬉しいです。
 




【ライター紹介】
みのきち。奈良県出身、ひょんなことから2017年に雲南市へ移住。
島根に来てから登山が大好きになりました。
健康的な生活を心がけています。