あけましておめでとうございます。
山中育ちのパティシエのちかちんです。
2022年のお正月は寒波が来たことで、雲南の山岳地では一面真っ白な状態での元旦を迎えることとなりました。
雲南の実家でも、大晦日には『年越しそば』を、元旦には『お雑煮』を食べてお正月を過ごします。
雲南では、そば粉100%の『出雲そば』を食べられる方が多いかと思います。
触感はコシは少ないものの、もっちりとし、少しざらつきのある麺。
出汁との絡みが良く、実家の甘辛い味付けの鶏だしによって、蕎麦の美味しさが際立ちます。
麺自体の蕎麦の香りが良いので、ぜひ一度『出雲そば』も食べていただきたい。
お雑煮は地方によって違うと思います。
こちらの地方では、醤油風味のだし汁に平餅。
そこへトッピングするのは、『岩海苔』と『鰹節』。
岩海苔は島根県出雲市の特産物で、『十六島(うっぷるい)海苔』のことを言います。
生のものをそのまま入れることもありますが、だいたいは乾燥したものを日本酒で溶いてトッピングします。
海藻特有の触感と磯の香りが良い。
子どもの時は苦手でしたが、大人になってからは大好きになりました。
1月7日の朝には自宅で『七草粥』も作りました。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ…。
七草の種類が思い出せず、調べちゃいました…(笑)。
七草粥を入れている器は、愛用している雲南の窯元の『竹翆窯(ちくすいがま)』のお茶碗。
いい味を出してくれています。
今年一年も、元気に素敵な一年が過ごせますように。
本年もよろしくお願い致します。
【ライター紹介】
ちかちん。生まれも育ちも雲南市。おしゃべりが大好きで、出雲弁で弾丸でトークをします。
食にたずさわる仕事をしており、特に美味しいスイーツを日々研究しています。