空き家を探す

2021年11月16日
そら豆

うんなんじかん



雲南市に定住して二十数年そろそろこちらのほうが長くなりそうです。

その前は関東で二年ほど生活しておりました。
関東では満員電車も経験しました。
乗り継ぎのためにホームからホームへ走るサラリーマンの人たちやランドセルに定期券をぶら下げている塾帰りの小学生たちに混じって私も通勤していました。
「通勤も仕事の一部だなぁ。」と感じたりしながら。

今、私の家は斐伊川堤防桜並木のすぐそばにあり、ウォーキングや愛犬の散歩で斐伊川堤防やその周辺を歩いています。
歩いていると色々な人を見かけます。
ウォーキングをする人、ジョギングをする人、犬の散歩をする人、自転車通学の学生、河川敷で楽器を練習する人、写真を撮る人。
本当に多くの人が斐伊川堤防やその周辺を利用しています。

桜の時期には『桜トンネル』を歩き、それが終わると新緑が綺麗でその下には毛虫が出てきます。

毛虫を絶対踏みたくないと気を付けながら歩きます。

歩きながら斐伊川に目をやると、たくさんの鴨たちが気持ちよさそうに泳いでいたりします。
鴨が潜って餌を獲っていると「あの辺りは川シジミが多いのかな。」と思ってみたりします。

斐伊川堤防を歩いている時は、なぜかゆったりと時間が流れている感じがします。

そんなどこかゆったりした時間を勝手に「“うんなんじかん”だわ。」と思ったりしています。

仕事に家事に忙しく過ごす中でも、斐伊川堤防やその周辺を歩いているときは「“うんなんじかん”を楽しんでるなぁ。」と感じます。

春には多くのお花見の人が訪れ観光地のようになりますが、普段歩いている私にはいつもの風景いつもの場所です。

田舎で不便に思うこともありますが、想像力を働かせて自分なりの“うんなんじかん”を楽しむことに豊かさを実感します。

 

また、年齢のせいかもあるのかもしれませんが、歩きながら緑の山々や斐伊川に映る夕日を見ては「自然の美しさには敵わないなぁ。」としみじみ…。

ワーケーションやリモートワークができるようになってきている昨今、ぜひ働きながら“うんなんじかん”を体験してみてほしいです。






【ライター紹介】
そら豆。岐阜県出身。結婚を機に雲南市に定住。
そろそろ雲南市での生活の方が長くなります。
出雲弁検定があったら1級がもらえる自信あり。