空き家を探す

2021年09月07日
雲南市うんなん暮らし推進課

雲南が好き。


こんにちは!なっつと申します。
私は島根県松江市出身、現在は鳥取県の大学に通う3年生です。
 
この度、インターンシップで4日間、雲南市役所の暮らし推進課でお世話になり、様々な体験をさせていただきました。
 
私が雲南市役所のインターンに参加しようと思った理由として、祖父母の家が雲南市の木次町にあり、たまにしか行かない雲南市のことをもっとよく知ってみたいという思いがあったからです。
インターンシップに参加するまで不安と楽しみが半々くらいでしたが、楽しさしかない充実した4日間を送ることができました。
 
そこで、雲南市役所のインターンシップに参加して印象に残ったことを書かせていただきたいと思います。
 

私がインターンシップの活動の中で印象に残ったことは移住者訪問です。
特に『出雲國(いずものくに)まこもの会』代表の野津さんの話がとても印象的でした。
まこもとは、1.5メートルから2メートルほどの大きさのものになるイネ科の水生植物です。
茎の根元から20センチほどが食用として利用されます。
食用以外にも出雲大社の本殿のしめ縄にも使われています。
 
野津さんが代表を務める出雲國まこもの会の取り組みとしては、2012年から雲南市大東町にある山王寺の棚田で栽培を開始しました。
現在山王寺で3反余りでの田園で2000株のまこもを栽培しており、そこから島根県内各地の生産者に株分けして栽培を広げています。
また、県外でも北海道から沖縄まで全国各地にも株分けをしています。
代表の野津さんは、まこもを通じて全国の栽培している方とつながり、定期的に意見交換を行っているようです。
まこもがもっと有名になれば、雲南市の名前ももっと有名になり、地域活性化の柱になるのではないかと個人的に考えています。
 
代表の野津さんは、これまで社会科の教員をされていましたが、まこもの魅力にひかれ、周りの人たちに反対されながらも教員を辞めてまこもを全国に広げることを決意したそうです。
会話をしていてまこもに対する情熱を感じることができました。
野津さんは私たちに、可能性は無限大ということ、とにかく笑えということをおっしゃいました。
移住した感想だけでなく人生論についても聞くことができ、とても有意義な時間を過ごせました。
 

この4日間で市民の方々の雲南への思いをたくさん感じることができました。
今回のインターンシップに参加した4人の学生の中で自分以外の3人は雲南市の出身の方でした。
最後に「雲南市以外の場所に住みたいとは思わないんですか?」と聞いたところ即答で「思わない」と反応されました。
理由として雲南市のことが好きで、恩返しをしたいという思いが強いからだそうです。
また、市役所の職員や訪問させていただいた市民の方も雲南市が好きでもっとよくしたいとおっしゃられていました。
全員が自分の故郷を、自信をもって「好きだ」と言えるまちはそんなにないと思います。
自分も将来このまちに関わって仕事がしたいと思える4日間になりました。
大学が始まったら絶対に雲南市のことを話そうと思います。
そして県外の友達を連れて木次線に乗って雲南に遊びに行こうと思います。コロナが収まったら(笑)。
 
今回お世話になった雲南市役所の皆さん、訪問させていただいた市民の皆さん、そして一緒に行動を共にしたインターン生の皆さんには本当に感謝しかありません。ありがとうございました。
 
 



【ライター紹介】
なっつ。松江市出身で鳥取の大学3年生。
いつか地元に帰って恩返しすることが夢です!
趣味は野球観戦。