今回は、娘たちの通う小学校の授業公開へ参加したときの事を書きたいと思います。
授業は道徳。
題材は『ええところさがし』というお話でした。
「じぶんをよくしていくためには、どうすればいいだろう」という『めあて』のもと、子どもたちは事前アンケートで友達が書いてくれた『自分の良いところ』の中から『もっとよくしたいこと』をひとつ選び、そこを伸ばすために具体的にどう行動していくかを決めていく…という内容でした。
子どもたちが積極的に手を挙げ意見交換する様子を見て、自分の想いを臆することなく伝えることが出来る環境なんだなぁ、とありがたく感じました。
そんな中、双子の行動を見て「ほぉぉぉう。」と思ったことがいくつかありましたので親バカ炸裂で紹介させてください(笑)。
その①
娘たちのクラスでは、はじめに先生に当てられた子が、挙手している子の中から次に発言する子を当てていく…という形で授業が進んでいました。
そこで順番が回ってきた次女。
発言のあと、すぐに長女を指名しました。
そしてまた別の質問が出たとき、先に発言権を得たのは長女でしたが、次女同様、発言後すぐに、手を挙げていた次女を指名しました。
このとき、心の中で私は「お互いに手を挙げてることも、まだ当てられてないことも気付いてたんだなぁ。いつも喧嘩ばっかりのくせに案外やるではないか〜!」とか思っていました。
そして帰宅後、ふたりにそのことを話すと、「うちら、お互いが当てられたら絶対次は(双子の)もうひとりを当てるって決めとるんよ。」と言われました。
更にこれはお互いが発言できる確率を上げるためにやっていると…。
むうぅぅ。
この人たちすごくないですか?
単純に(笑)。
挙手することを大前提とするふたりが、どうすれば発言の場を得られるか考えた結果生まれた、裏切ると後が怖い、お互いを理解し合っている双子だからこそできる最強のチームワーク…。
これはいつか来るであろう、別々の道を選ぶそのときまでは続けていってくれると面白いな、なんて個人的に思います(笑)。
はい次、その②です。
前述の事前アンケート以外にも、教室には『書きたい人が、書きたい相手に良いところを書いたお手紙』が掲示されていました。
そしてその中には、双子がお互いに宛てたお手紙が…!
ここでも私は、「いつも喧嘩ばっかりのくせに〜!仲良しかよ〜!」とか思いつつ、微笑ましい気持ちで見ていました。
ちなみに、
長女から見た、次女の良いところは
『みんなに優しいところ』、
次女から見た、長女の良いところは
『自分に優しくしてくれるところが好き』(自分限定かいっ!(笑)。)
みたいな事を書いていました。
そして帰宅後、「あれ読んだよ〜!」と話したあとに私からふたりへひとこと。
「ふたりはお互いに思いやりを持って優しくし合える関係だと思っていることが大変よく分かりました。ということは、今後喧嘩する事は無くなるということで、よろしいでしょうか?」
双子「…………ハイ。」
ハイいただきました。
自分で決めたことはやりきれ、と日頃から父に言われているふたり。
明日からの行動が楽しみです。
…まぁ、喧嘩しても別に良いんですけどね。
自分と違う意見があることを受け止め、認める力が身につけばいいなぁなんて思いますが。
結局はふたりの人生なので、自分の決断に責任を持って生きていって欲しいです〜。
長くなりましたが、親バカ投稿にお付き合いいただき、ありがとうございました!
※写真:おばあさんの家で協力しながらミカンを採る双子
【ライター紹介】
ひな子
松江市出身、2019年春に広島からJターン。
双子と妹の三姉妹の母です。ご飯は作るより食べる方が好き。
にぎやかな家族と毎日楽しく暮らしています。