私は普段、雲南市の定住企画員として働いています。
雲南市に移住を希望されている方、移住された方のサポートをすることが、メインの仕事です。
愛知県から雲南市へ孫ターン(出身は松江市で、祖母がいる雲南市に戻りました)をして約3年。
自身もIターンの経験を積み、
さらに雲南市にも孫ターン・Jターンという形で移住していることになるので、
どんな形であれ移住を決めた方の気持ち(覚悟や不安など)は、とてもわかります。
そんな私ですが、あるモットーを持ちながら仕事をしています。
それは、「移住者と対応者」という関係性ではなく、
「友達」になること。
移住の経験をしたときに一番感じたこと、
家族も親戚も友達もとにかく知り合いがいないまちに来てしまったという「さみしさ」。
知り合いができるまでは、本当に心細かったです。
(特に単身での移住だったので…。)
その後、仕事が始まったり、同世代の飲み会に誘ってもらったり、
自治会に参加したり、草野球チームに誘ってもらったり…
いつの間にか友達の輪が広がっていきました。
輪が広がったのは、ある人(私にとってのキーパーソン)のおかげだと思っています。
そのキーパーソンがいろいろな場所に連れて行ってくれて、私を紹介してくれたから
私の移住生活はとても楽しく、充実したものになりました。
そんな経験から、定住企画員になったとき、
「自分が救われたように、今度は自分が移住者さんのキーパーソンになりたい」
「まずは私が移住者さんと友達になろう」
という気持ちが自然と芽生えました。
今ではすっかり移住者さんたちにも『りなぴ』と呼んでもらえるようになりました。
人口3万6000人ほどしかいないまちで、友達がたくさん増えました。
(アラサーなのに「友達100人できるかな」状態です)
私が大好きな雲南市を、大好きだと言って移住する人たちがいる。
とてもすてきな仕事です。
この仕事を誇りに思っています。
皆さん、こんな私ですが、これからも仲良くしてやってくださいm(__)m
【ライター紹介】
りなぴ。うんなん暮らし推進課 定住企画員。
松江市出身、愛知県での修行を経て雲南市へ孫ターン。
148cmの身長からは想像できないが、狩猟免許を所持するハンター。