こんにちは!
先日初雪が降り、ご覧の通りの白銀の世界。
私の住んでいる地区は比較的山奥なので、今年もしっかりと雪が積もりそうな感じです。
なんだか雪を見るとワクワクしてきます。
大人でも遊びたくなっちゃますね!
…でも実際のところは寒さに心が折れそうになります。
キンキンに冷えた空気が、体にしみて氷みたいに手足が冷たい…!
子どもの頃は雪が降ればハイテンションで飛び出して、姉弟みんなで遊んだになぁ。
寒くて震える日の1日の中で楽しみな時間。
それは「お風呂」。
今回は私のおうちの最高なお風呂を紹介します。
いやまぁ…浴槽は普通なんですよ。
お見せしたいのはこちら。
じゃじゃーん!
こちらは、おうちのお風呂の下にある窯。
実は私のおうちのお風呂は俗にいう「五右衛門風呂」なのです。
この窯の中に薪と新聞紙を詰めて、夕方になると火をつけてお風呂を焚きます。
この仕事が、小さいときは子どもの仕事で、よくじゃんけんなどをして誰が外に火をつけに行くか争いました。
ちなみに空焚きをしてしまって、お風呂の底を焦がしたことあります。(大事件)
あんなに両親の絶望的な顔を見たのは初めてでした。
(修理のために3週間、毎日温泉でした。それはそれで最高。)
見てるだけであったかぁ…。
温かいお湯に違いはないのですが、五右衛門風呂の方が体の芯まで温まります。
そして、何が「無駄なようで無駄のない生活」かというと。
この五右衛門風呂、用意するのはすごく手間。
毎日窯のすすを掃除をして、新しい薪をくべる。(燃やす、という意味です)
火が消えそうになったら、薪をくべに寒い中外にも出なきゃいけません。
お風呂に入るためとはいえ、なんて不便な…。
(まぁ、この不便な生活が味があってまた良いんですけどね!)
と、無駄や手間が多いお風呂ですが、そもそもなぜ自宅は五右衛門風呂なのか。
それは父の仕事が木材の入手がしやすい環境であるためです。
本来捨てるだけの木材を父は無駄の無いように持ち帰り、こうやって毎日私たちの体を温めてくれています。
しかも、タダ。(本来は薪を購入する必要があるかと思います。)
また自宅のこたつ、うちは炭を使って温める、ガチの「掘りごたつ」が主流となっています。
そのため、こたつようの炭を着火するのにこの風呂の窯の中で燃える火を使って、ついでにこたつの炭の火をつけます。
こうやって、いろんなところで工夫をして一連の関連性を生み出して、生活をこなしています。
今回は「お風呂」を取り上げましたが、田舎暮らしにはこのような知恵と工夫が垣間見える場面がまだまだたくさんあります。
雲南にて田舎暮らしをする際は、そういう楽しさも是非味わってみてください。
私は結構この不便で手間な無駄のない暮らし、好きです。
【ライター紹介】
ちかちん。生まれも育ちも雲南市。
おしゃべりが大好きで、出雲弁で弾丸でトークをします。
食にたずさわる仕事をしており、特に美味しいスイーツを日々研究しています。