妹尾孝信さん・直子さんご夫妻
8年前に神戸から島根に移り、林業の職に就きましたが、 自給自足的な生活をしたい、純粋に生きることをもっと楽しんでやっていきたいと思うようになりました。 今のような生活と農業ができる環境を求めていたたら、ここにたどり着きました。  直子)大した理由はなかったけれど、単純に田舎で暮らしたい、 都会はもういいかなと思い、地域おこし協力隊として島根に来ました。 一年間農家さんなどを回ってお世話になり、今10年目になりますが、ここから離れられなくなりました。 食べ物がおいしいし、農業が面白くて、来年もスイカをおなかいっぱい食べたいなと思って。 そのころから農業が楽しくなってきていて、これをずっとやって生きていきたい、 やってもやっても答えがなくて楽しいと感じるようになり、それができる環境がここにありました。        
島根に来るきっかけは曖昧で、何も考えてなかったけど、こっちに来てから意識が変わりました。 草取りも何もしたことがなくて、最初は人に助けられてもらいました。 そのあと自分で農業をしたいと思って、自分たちでやり始めたら楽しくなりました。 お金とかに左右されない生活、左右されるなら自然に左右される生活したいと思うようになりました。 銀行にお金がなくてもいいけれど、薪がないと困りますね。 今、困っていることはありません。 楽しさの方が勝っているし、困った方が楽しいです。 都会には何でもあって、困らないことづくしです。 こっちにいると頭使ってなかったことを実感させられます。        
最初、飛び込むまでは不安はありましたが、行ったら何とかなるかなと思っていました。 実際に、困ったより楽しかった方が大きかった。じゃないと今ここにいないと思います。 ただ、理想をもって来ると、きついと思います。 こんなことがしたい、田舎ってこうなんだろうと思っていると違っていることもあるし、ギャップもあるので。 こんなもんかなかと思っていると田舎のルールがすんなり入ってきます。 自分に合う合わないじゃなく、そこに自分が身を置けるかだと思います。