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UIターン体験談(インタビュー)

雲南市へUIターンをした方々に、その体験談を聞いてみました。

内田 アキ胡さん

宍道町の「ふるさと森林公園」で、県外からの研修生を募集していたんです。
当時は広島で働いていましたが、山や緑に興味があって応募したのがきっかけです。
1998 年から1 年間勤務し、その期間中に雲南市出身の主人と出会って、結婚しました。
結婚してからしばらくは子育てに専念していましたが、子どもがアレルギー体質で、通院していた小児科から食生活の見直しを提案されました。
病気を食で治す、という概念はまったくなかったのでびっくりしましたが、そこで初めてマクロビオティックの存在を知ったんです。
最初は本を読んで独学で勉強し、どんどん興味がわいて。2007 年からは1年間、自宅で料理教室もしていました。       
マクロビオティックで使う食材には特殊なものが多く、手に入らないものが多かったので、 自分が料理で扱う食材を販売するお店が作りたい、そんなお店があったら喜ばれるんじゃないかと思いました。
そこで、空き店舗を探そうと市役所の定住推進員さんにご相談したんです。
当時、空き家を探している人はいても、店舗を探している人はいなかったそうで、木次町に空き物件が出たとき、 すぐに私に連絡をくださいました。お借りすることが決まってからオープンまで2カ月しかなく、 あわただしい準備期間でしたね。2008 年にお店をオープンさせ、 現在はマクロビオティックで使用する食材(調味料や乾物、野菜など)の販売のほか、 ランチやお茶のできるカフェスペースも作っています。     
お店の情報
・営業時間 11:00~18:30
・定休日 土日祝
・ランチ 600 円~
・HP http://www.geocities.jp/nanohanappy/index.html

玄米ごはん、季節の野菜の汁もの、お漬物などが並ぶランチは口コミで評判が広がっています。
この日のメインはオートミールのコロッケ。穀物と野菜もしくはそれを原料とする加工品を使い、添加物を含まない調味料で調理しています。       
お店を開いて4年が経ちますが、ようやく認知されてきたという感じです。市内はもちろん、 市外や県外からもお客さまに来ていただくのはうれしいですね。「ついでに立ち寄るお店」ではなく、 ここをめがけて来ていただくタイプのお店なので、口コミで評判を広げていただいて感謝しています。
お客さまとの情報交換も楽しいですね。
また、1年前からお弁当も始めました。毎日30 食程度を作り、配達しています。 定期的にご注文をいただく方もいらっしゃいますよ。たまに、返されたお弁当箱に「おいしかったよ」と お手紙が入っていることがあるんですが、それが一番の喜びですね。
もちろん、大変なことも多いですが、やりがいはとてもあります。     
主人はサラリーマン時代、子どもと触れ合う時間はほとんどありませんでした。
ひとりだけ違う食生活を送っていました。今は、一緒に考えながら店を経営していますが、農家さんをはじめ、 いろんな人と出会うことで刺激をもらっているようです。うちが扱っている野菜は本当においしいんですよ。
「添え物」ではなく、メイン料理になるおいしい野菜たちが並びます。
今は、主人が子どもの送り迎えなどをしてくれます。一緒にごはんを食べる時間も増えて、 そばで見ていても「お父さん」の役割を楽しんでやってくれているなあと思いますね。     
雲南市加茂町の「ラメール芝生広場」を会場に毎月第4日曜日に 開催しているマーケットで、農業を頑張っている人たちを応援したい、 おいしい野菜をたくさんの人に食べてもらいたい、という思いから始めました。
こちらで一定の基準を設け、その基準を満たした農家さん、 作り手さんのみが出店できるというシステムにしています。 有機農法で育てた野菜や加工食品、端材を使った木工品、 オーガニックコットンを使った布小物など、いろんな商品が並びます。
「毎月このマーケットに来ればあの人に会える」という感じで、 出会いの場にもなっています。私自身も月に1度思いを共有する人たちと集まり、 情報交換をすることが刺激にもなっています。       
雲南市はとても暮らしやすいですね。自然も残っているし、与えられた遊びだけじゃなく、 想像力を働かせながら遊ぶことができるので、子育てにもいい環境です。
何より、精神的にとても豊かな生活ができていると実感しています。
また、食に携わる仕事をしている身としては、いい野菜を作ろう!と思っている人たちに どんどん雲南に来てもらいたいですね。その野菜をお弁当やランチにしたりして、 雲南市内でいい循環が生まれることを願っています。