空き家を探す

2024年03月23日
みのきち

住民の力で守る地域資源〜烏帽子岩編〜




皆さんこんにちは。ご無沙汰しております、みのきちです。

慌ただしい日々を過ごし、気づけば3月。今にも桜が咲き出しそうな暖かさが続いていますね。




今回は、ここ数ヶ月で印象に残っている登山についてお話しします。




私は、事あるごとに雲南市掛合町に遊びに行きます。何故かと言うと、3年前にたった1年だけですが、お仕事で掛合町の方に大変お世話になり、それをきっかけにいろんなイベントごとにお誘いをしていただきます。「親そばができたよ」「イベントがあるよ」などなど、今でも関わるきっかけをいただいており、雲南市での暮らしが充実する要素の1つになっています。

そんな中で今回お声掛けいただいたのは、烏帽子岩という岩がある烏帽子山への登山です。私が登山が大好きなことから、ずっとお誘いいただいていたのですがなかなか行けず、今回ようやく行くことができました。

烏帽子岩は、烏帽子山の中腹に鎮座する、高さ16メートル周囲52メートルの巨石です。岩の由来は定かでは無いのですが、山の麓の掛合のまちなかにある狭長神社の元宮という説があります。
 

また、掛合には『釋智輪上人(しゃくちりんしょうにん)』という方の道徳が語り継がれています。この方は、雲南市に生まれ、幼少期に出家してから数々の厳しい修行を重ねた方だそうです。その一部をご紹介すると、まず吉田村(現在の雲南市吉田町)の山中で樹下石上(野山や道端で寝泊まりをする)で山籠行を約1年ほど行い、その間は木食行者(米、野菜を食せず、木の実、山菜のみを食して修行する)となって仏道修行に励んだそうです。こうした荒行も智輪にとっては満足できなかったそうで、さらに樹齢300年にも及ぶ欅の大木で、根元が空洞になっているのを見つけ、その中に入り厳しい修行に励んだそうです。

ちなみに、この欅の空洞は、烏帽子山に行く道中にある釋智輪上人堂に安置してあり、登山した際に拝見しましたが、ここで修行をし続けたってどういうことだ…とただただ驚きでした。
 

さて、今回の登山ですが、そもそもこの烏帽子岩まで行く登山道はしばらくの間、整備の手が届かず登るのが困難な期間がありました。それを掛合の皆さんが整備され、再び登れるようにしてくださったのです。

整備の手が届かなかったことで、本来登ることのできた緩やかな登山道も荒れ果ててしまい、新たな登山ルートを開拓されるまでに至りました。傾斜がかなりきつい新ルートなので、今回も登ると同時に登山する方が登りやすようにとロープを設置する作業も行われました。こうした作業があるからこそ登山者は気持ちよく登れるのだな〜とありがたく思います。




そして30分ほどかけて登り続けると、ようやく大きな巨石が現れました。みんなで軽食を食べてしばしの時間を過ごし、双眼鏡を借りてみんなで景色を眺めます。

実はこの景色も、元々は木々が生い茂り見えなかったそうなのですが、地元の方が眺望を良くするために木々を剪定されたそうなのです。巨石の先の木々を剪定するのはかなり危険な作業だっただろうなと思い、尊敬の念が尽きません。
 

最後に、今回ご紹介した烏帽子山登山の企画は、掛合自治振興会の皆様が企画されたもので、こうしたイベントを時々行っておられます。雲南市には、30の地域自治組織があり、各実習組織ごとに地区ならではの催しがあります。ぜひ雲南の皆さんもお住まいの地域自主組織さんが行っておられるイベントをチェックしてみてくださいね。




【ライター紹介】
みのきち。奈良県出身、ひょんなことから2017年に雲南市へ移住。
島根に来てから登山が大好きになりました。
健康的な生活を心がけています。